障害厚生年金1級の決定により、年間約210万円と、1年9か月の遡及分約325万円が受給となったケース
【傷病名】 | てんかん |
【年代性別】 | 30代女性 |
【決定等級、受給決定額】 | 障害厚生年金1級 年間210万円と、1年9か月の遡及分約325万円が受給決定となりました。 |
相談までの経緯
幼い頃から意識が消失することはあっても、その間の記憶がないため、自覚が無いまま病院を受診することなく過ごしていました。
しかし就職後、意識消失のあと吐気や頭痛が酷く、遅刻や早退などが頻発したため、病院を受診したところ「てんかん」による発作であることが判明しました。
投薬治療もあまり効果が出ず発作が繰り返され、出産を機に休職することとなりましたが、障害年金制度を知る機会は無かったようです。
ご主人が通院していた眼科で弊所のチラシを手に取っていただき、ご主人からご相談とご契約いただきました。
手続きについて
てんかんは、投薬治療をした上での発作頻度や発作状態によって、等級が変わります。そのためどのような発作がどのくらいの頻度で起こるのか、丁寧なヒアリングが必要ですが発作時の動画記録や、メモ書きを残しておられたため正確な判断が可能でした。
十分1級相当と考えられ、診断書は無事に取得できたのですが、ご相談者様が中国籍のため、「結婚公証書」が別途必要です。(戸籍謄本での結婚の証明は不可、また有効期限があり、取得日より6か月以内のものに限られます。)現地へ書類の取り寄せを行って1か月後、無事に申請となりました。
結果
障害厚生年金1級により年間210万円と1年9か月の遡及分約325万円の受給決定となりました。病状の記録を正確にとり、またそれを正確に医師に伝えることで正しい診断書が完成します。診断書を依頼される前にぜひ一度ご相談ください。
また今回のケースのようにご相談者様が外国籍の場合、必要書類が増えるなど通常の手続きと違う場合がありますので、手続きの方法にお悩みの方もご相談ください。