障害厚生年金3級の決定により、年間約80万円と、1年間の遡及分約80万円が受給となったケース
【傷病名】 | 肛門管癌 |
【年代性別】 | 40代男性 |
【決定等級、受給決定額】 | 障害厚生年金3級 年間80万円と、1年間の遡及分約80万円が受給決定となりました。 |
相談までの経緯
排便時の違和感により近所のクリニックを受診したところ、異常無とのことでしたが、その後も違和感が続き、数回クリックや病院での大腸検査を実施していますが異常所見が見つかりませんでした。
その後皮ふに赤みが出始め、精密検査をしたところ癌が見つかり、そのまま人工肛門を造設することになりました。
ご本人は人工肛門による生活の不便に、「仕方なさ」を感じておられ、それ以上に障害福祉制度について知るきっかけが無かったようです。別件で運営法人にご相談に来られた際、障害年金制度のご案内をし、ご契約いただきました。
手続きについて
人工肛門造設は、障害厚生年金3級の要件です。この方は、精密検査をし癌が見つかったタイミングは、厚生年金保険に加入していましたが、違和感でクリニックを受診したタイミングは国民年金保険加入でしたので、初診日の見極めを慎重に行う必要がありました。
そこで、これまで受診した全てのクリニックに赴き、実際の検査結果等を取り寄せ、肛門管癌との関連の有無を医師の協力のもと文書にしていただきました。すると、はじめて癌との関連が判明したのは、厚生年金加入時点であったことが証明でき、無事に申請までたどり着くことができました。
結果
障害厚生年金3級の結果、年間80万円と、1年間の遡及分約80万円が受給決定となりました。
3級の障害状態である場合、初診日時点で厚生年金保険に加入していないといけません。ご本人はずっと厚生年金保険に加入していると思いこんでいても、実は国民年金の時期が一瞬あるというケースがあります。
私たちが年金事務所へ赴いて年金加入の記録を取り寄せることも可能です。お気軽にご相談ください。