障害基礎年金2級の決定により、年間78万円と3年6か月の遡及分約290万円が受給となったケース
【傷病名】 | 広汎性発達障害 |
【年代性別】 | 20代男性 |
【決定等級、受給決定額】 | 障害基礎年金2級 年間78万円と3年6か月の遡及分約290万円が受給決定となりました。 |
相談までの経緯
ご相談者様は幼少期の頃コミュニケーションをとることや集団生活が苦手ではありましたが、専門学校通学中に就職が決まりました。
内定研修の際に他者とのコミュニケーションがうまくいかない、電話応対もうまくできないと感じ、内定を辞退することとなりました。
その後支援センターに相談して医療機関を受診し、自閉症スペクトラム障害と診断されました。
就職活動をするもうまくいかず、うつ状態がひどくなり、ほとんど引きこもりの状態となりました。
治療を受け体調が改善し就労するようになりましたが、仕事の忙しさと職場の人間関係がうまくいかないことが重なり、再び体調が悪化し休職することになりました。
ご相談者様のお母様が当事務所のチラシをご覧になって、お問い合わせをいただき、契約となりました。
手続きについて
初診の病院に初診日の証明の書類を作成いただく必要がありましたが、既に廃院していました。
当時の医師が別の病院に勤務していることがわかり、文書で連絡をとると、カルテが別の病院に保管されていることを確認することができました。
そのため、初診日の証明書類を無事に作成していただくことができました。
ご相談者様は現在の状態だけでなく、認定日時点においても、うつ状態がひどくほとんど引きこもりの状態だったため、遡及請求の選択をしました。
結果
障害基礎2級の結果、年間78万円と3年6か月遡及分の290万円が受給決定となりました。
障害年金を請求する際には、医療機関で書類を作成していただく必要があります。
しかし、今回のように病院が廃業している・医師が診断書を記入してくれない等、書類の取得が難しい場合、ご病気と闘いながら自分で申請することは、非常にハードルが高いです。
少しでも難しいと感じられたら、ぜひ一度ご相談ください。